こんにちは、〇〇診療所の〇〇です。
今回は、小さなお子さんを持つ親御さんなら誰もが一度は耳にしたことがあるであろう「熱性けいれん」についてお話しします。
「熱性けいれんって、どんな病気?」「うちの子がもし熱性けいれんを起こしたら、どうすればいいの?」「後遺症が残るって本当?」
そんな不安を抱えている方もいらっしゃるかもしれません。
実は、熱性けいれんについて、多くの方が誤解していることや、以前とは考え方が変わってきていることもあります。
本記事では、熱性けいれんについて、その原因から対処法、そして親御さんが抱える不安を解消するための情報まで、詳しく解説いたします。
目次
- 熱性けいれんとは?
- 熱性けいれんの原因
- 熱性けいれんの症状
- 熱性けいれんが起きたときの対応
- 熱性けいれんの検査と診断
- 熱性けいれんの治療法
- 熱性けいれんの予防
- 熱性けいれんの再発について
- 熱性けいれんに関するよくある誤解
- 熱性けいれんへの親御さんの心のケア
1. 熱性けいれんとは?
熱性けいれんとは、38℃以上の発熱に伴って起こるけいれんのことです。
生後6ヶ月から6歳くらいまでの乳幼児に多く見られます。
熱が出たときに、脳が一時的に興奮状態になり、手足がガタガタ震えたり、意識を失ったりする症状が現れます。
多くの場合、数分程度で自然に治まりますが、親御さんにとっては非常に心配なものです。
2. 熱性けいれんの原因
熱性けいれんの原因は、まだ完全に解明されていません。
しかし、発熱によって脳の神経細胞が過剰に興奮しやすくなることが関係していると考えられています。
- 風邪やインフルエンザなどのウイルス感染
- 特定の遺伝的な要因
- 脳の発達段階
などが、熱性けいれんを起こしやすくする要因として挙げられます。
3. 熱性けいれんの症状
熱性けいれんの主な症状は以下の通りです。
- 全身または一部の手足の硬直やガタガタとした震え
- 目の上転
- 意識消失
- 顔面蒼白またはチアノーゼ(顔色が悪くなる)
- 嘔吐
- よだれ
これらの症状は、数分から15分程度で治まることが多いです。
4. 熱性けいれんが起きたときの対応
もしお子さんが熱性けいれんを起こしたら、まずは落ち着いて以下の対応をしてください。
- 安全な場所に寝かせる: 周りに危険なものがないか確認し、仰向けにして寝かせます。
- 呼吸の確認: 呼吸が止まっていないか確認します。
- 衣服を緩める: 苦しくないように、首や胸のあたりを緩めます。
- 時間を確認: けいれんが始まった時間を記録します。
- 救急車を呼ぶべき場合: けいれんが5分以上続く、呼吸が止まっている、意識が戻らない、または初めてのけいれんの場合は、すぐに救急車を呼んでください。
5. 熱性けいれんの検査と診断
熱性けいれんの診断は、症状や経過、既往歴などを詳しく問診することによって行われます。
必要に応じて、以下のような検査が行われることがあります。
- 血液検査: 感染症の有無などを調べます。
- 尿検査: 尿路感染症の有無などを調べます。
- 脳波検査: けいれんの原因を特定するために行われることがあります。
- 画像検査(CTやMRI): 脳の異常がないか確認するために行われることがあります。
6. 熱性けいれんの治療法
熱性けいれん自体に対する特別な治療法はありません。
多くの場合、けいれんは自然に治まります。
しかし、けいれんが長く続く場合や、呼吸が困難な場合は、酸素投与や抗けいれん薬の投与などの治療が行われることがあります。
熱性けいれんを起こした後は、原因となっている発熱に対する治療(解熱剤の使用など)を行います。
7. 熱性けいれんの予防
熱性けいれんを完全に予防することは難しいですが、発熱を早期に発見し、適切な処置を行うことで、発症リスクを減らすことができます。
- 体温管理: 定期的に体温を測り、発熱に気づいたら早めに受診しましょう。
- 解熱剤の使用: 医師の指示に従い、解熱剤を使用します。
- 水分補給: 脱水を防ぐために、こまめな水分補給を心がけましょう。
8. 熱性けいれんの再発について
熱性けいれんは、一度起こすと再発する可能性があります。
特に、初めて熱性けいれんを起こした年齢が低いほど、再発しやすい傾向があります。
再発を繰り返す場合は、医師と相談し、適切な対応策を検討しましょう。
9. 熱性けいれんに関するよくある誤解
熱性けいれんについて、多くの方が誤解していることがあります。
- 熱性けいれんは脳に障害を残す? ほとんどの場合、熱性けいれんが原因で脳に障害が残ることはありません。
- 熱性けいれんは遺伝する? 遺伝的な要因も関係していますが、必ずしも遺伝するわけではありません。
- 熱性けいれんは予防できない? 発熱を早期に発見し、適切な処置を行うことで、発症リスクを減らすことができます。
10. 熱性けいれんへの親御さんの心のケア
熱性けいれんを目の当たりにした親御さんは、大きな不安を感じるものです。
- 情報収集: 正しい情報を理解し、不安を軽減しましょう。
- 医師との連携: 疑問や不安があれば、遠慮なく医師に相談しましょう。
- 周囲のサポート: 家族や友人、地域のサポートを活用しましょう。
- 心のケア: 精神的な負担を感じたら、専門家への相談も検討しましょう。
よくある質問(Q&A)
Q1. 熱性けいれんは、どんな子どもでも起こる可能性がありますか?
A. はい、生後6ヶ月から6歳くらいまでの乳幼児であれば、誰でも熱性けいれんを起こす可能性があります。
Q2. 熱性けいれんを起こしたら、すぐに病院に行くべきですか?
A. けいれんが5分以上続く、呼吸が止まっている、意識が戻らない、または初めてのけいれんの場合は、すぐに救急車を呼んでください。それ以外の場合は、落ち着いて様子を見て、かかりつけ医に相談してください。
Q3. 熱性けいれんを起こした後は、どんなことに注意すればいいですか?
A. 再発の可能性があるので、発熱時には注意深く観察し、医師の指示に従いましょう。
Q4. 熱性けいれんは、予防できますか?
A. 完全に予防することは難しいですが、発熱を早期に発見し、適切な処置を行うことで、発症リスクを減らすことができます。
Q5. 熱性けいれんを起こすと、将来的にてんかんになる可能性はありますか?
A. 熱性けいれんを起こしたからといって、必ずしも将来的にてんかんになるわけではありません。
まとめ
熱性けいれんは、多くの子どもたちが経験する可能性がありますが、ほとんどの場合、心配ありません。
- 熱性けいれんの多くは数分で自然に治まります
- 熱性けいれんが原因で脳に障害が残ることは稀です
- 熱性けいれんが起きた場合は、落ち着いて対応しましょう
- 不安なことや気になることがあれば、遠慮なく医師にご相談ください
お子さんの熱性けいれんについて、少しでも不安が解消され、安心していただけたら幸いです。
もし、熱性けいれんについてご心配なことや、ご不明な点がございましたら、当クリニックまでお気軽にご相談ください。
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〇〇診療所 院長 〇〇
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